未完成で終止形

主にポケモンの構築記事を書いてます

【単体考察】HDカグヤの調整

HDに大きく割くことで多くの特殊技を数値で受け、物理技はタイプで受けるHDカグヤ。

その調整と意図をいくつか紹介したいと思います。

この記事に飛んだ人が求めてるであろう部分のスタートは大きな赤文字で書いているため時間のない方はバーッとスクロールして大きな赤文字を探してください

テッカグヤの基本性能

種族値:97-101-103-107-101-61

タイプ:/飛行

特性:ビーストブースト

 

全体的に高い数値を誇り、かつタイプが優秀。

弱点が電気しかなく、タイプの広い耐性で広範囲に有利を取れるポケモン

やどりぎの種を交えたサイクルが非常に強い。

また、耐久だけでなく火力もある程度保証されているため攻撃的なサイクルのパーツや、積みエースとして活躍も出来る。

 

○ HDカグヤの基本形について

本論においてのテッカグヤの形を確定させる。

 

性格:D上昇補正かつAorC下降補正

努力値:HDに多め(この調整を後述)

持ち物:食べ残し

技構成:やどりぎの種

            まもる

            みがわり

            選択枠(後述

 

"やどみがまもる"と言われるタイプのカグヤである。本論ではこの型について話していく。

 

 

○ 本題①  技構成

HDカグヤを使う上での技構成について

3つは確定(完全に確定ではないが後述)するため@1の枠について

候補は主に3つ

ヘビーボンバー

火炎放射

エアスラッシュ

↓それぞれの利点と欠点↓

ヘビーボンバー

利点:環境に多い瞑想蝶舞による能力上昇を無視し、比較的高い打点の物理技を打てる

テッカグヤの体重とマッチした技

欠点:いかくによる火力ダウンと鈍いカビゴンに対する打点の低さ PPの少なさ 

 

火炎放射

利点/火傷を引くことで高速再生技持ちに対面から勝てる可能性が格段に上がり、物理のきつい相手にワンチャンが生まれる。身代わり持ちのカグヤミラーに強くなる

欠点/身代わりゲッコウガに勝てなくなる(勝ちづらくなる)その他身代わりポケモンの起点になりやすい

 

エアスラッシュ

利点/一致技なので火炎放射より火力が高い、

30%の怯みは割と引くことが出来る、身代わりを残せばバシャにかなり圧力がかかる。

利点と言うよりかは欠点の少ない技

欠点/外す、当たらない、避けないで。

身代わりカグヤに何も出来ない。

 

総評

個人的にはエアスラッシュが無難

火炎放射が欲しくなったら変えてみると言った形でいいと思われる

 

守る身代わり宿り木以外の技構成

守るは相手のHPを削る上で重要な技ではあるが

隙を産む上にウェポンの範囲を落とすことにもなるため、実はそこまで重要ではない

宿り木身代わりを確定として

ヘビーボンバー/地震/火炎放射

のいずれかふたつを採用することもある

 

カビゴンについて

Q.カグヤカビゴン対面ってどっち有利なの?

A.カグヤです

の証明(かなり長くなるため結論だけ見たい方は飛ばしてもらって構わない)

 

カビゴンのHPをカグヤのPPの範囲で削ることが出来れば良い

木の実リサイクルでのHP総量は950%

 

宿り木の種(1/8)のみだと絶対に足らないため、やどりぎ+αでの削りが必要となる

この時ヘビーボンバーの場合

鈍いを積まれずとも14%程度(約1/7)

毎ターンヘビーボンバーを打つと25%ずつは削れるがヘビーボンバーのPPが16なので不利

裏で鬼火を入れた場合

毎ターンデフォで20%削ることが出来

守る→ヘビーボンバーで半分削ることが出来る

また、守る身代わりの連打でHPを削ることも出来有利となる

守るヘビーボンバーと繰り返した場合

合計PP32 640%

+身代わりで960%

これだけ見るとギリギリに見えるが

裏と合わせればしっかり処理出来るようになる

僕がヘビーボンバーの採用を嫌う理由が鬼火が無いとカビゴンに勝てないため、である

 

火炎放射の場合

自分で焼くことが可能

上記の計算を1部持ってくると

火炎放射のPPが24なのでやどりぎなどで常時削れることを考えると最悪でも10回で焼ければなんとかなると考えられる ボッ率10%なので

65% 催眠より当たる

また、15回で約80%となる

ちまちま削ることで勝てる範囲ではあるため、カグヤが有利となる

エアスラッシュの場合

計算が面倒なため外しは非考慮で計算する、勝率が60%とかなら有利有利

大体のカビゴンに17%程はいる

相手のDが上昇しない分ヘビーボンバーの時より安定してかつPPの多い勝負となる

また、怯みによるターン稼ぎなど、ヘビーボンバーの数倍有利に戦える

当然焼けていれば余裕を持って勝てる

焼けていない場合

毎ターン12.5%

エアスラを打ったターン加えて17%(計算しやすいので1/8で計算)

守る身代わりによってHPが削られ

カビゴン側が攻撃できないターンが4ターン毎にやってくるとする(身代わり連打で守るのターンにリサイクルされるのを防ぐ前提)

まもみがのPP32

エアスラのPP24

最初は4ターン毎にHPが半分削れるが、エアスラを押してからは3ターン事となる

つまり3×16+4

52ターンしか生きながらえない

エアスラ怯みも考慮し、ほんちのPPも考慮すると有利である

 

結論:特殊技ならカグヤ有利

これがポリ2やドヒドなどとの対面なら耐久のおかげで攻撃技連打が可能なので勝てる

 

○ 本題② 努力値

恐らくここが1番重要

HDカグヤの調整先、各種最低ライン等を細かく記述

 

すばやさ

何気重要な所、実数値(努力値)

 

89(60)速いクチート抜き 振るならここまで

88(52)速いクチートと同じライン HDとの兼ね合いでこのラインはあり

85(28)HDを振ったあとのあまり

82(4)ぶっぱの端数

 

HDカグヤ同士でのミラーに勝つために高く振りたいがHDを落としすぎるとかなり弱くなるため60振りが最高ラインだと思っている

一応HDカグヤのすばやさの最高値は後で検証する

 

HP

ここはあまり書くことも無い、実数値(努力値)

204(252)脳死 極で振って助かったことは無い、身代わり最高効率

203(244)奇数 特筆すべきことは無い

202(236)あまり見ない

201(228)HPをこのラインにするとS52振りになる

200(220)S60振りたい場合のHPライン身代わり最高効率

199(212)Bに振らないのであればHをここまで落とす理由は無い

193(164)すでにHDカグヤを名乗れないが食べ残し最高効率ライン 数はかなり少ないと思われる というかいない説すらある 

 

D

上昇補正 

168(252)最高乱数から2つ切って特化ボルトの10万耐えて身代わりが貼れる(HP201以上の時)

167.166は努力値次第、あまりかわらない

165(228)D上昇補正時の最高効率 基本最低ラインはここ

162(212)非特化ボルトの10万耐えて身代わり貼れるライン 最最低ラインはここ

 

B

ほとんど振らないが一応

125(12)ミミの剣舞ミミZの乱数が割と動く

124(4)4振りでも乱数は動く 

 

ACは余った4を振るだけ、特筆すべきことは無い

 

☆最も速いHDカグヤの調整

HDカグヤの強みはなんと言ってもその特殊耐久である

それを活かしつつ最もはやい所までSを振っていく

まずはD特化、レボルトの10万+身代わり分を耐えるのに必要なHPが193(164)16n+1でもある

164-0↓-0-0-252↑-92

これが一番速いのではなかろうか

Dを8落として100振りすれば実数値にして93

4振り70族抜き抜き抜き

さすがにこれ以上はHSカグヤとなるので終了